福利厚生が充実している公務員ですが、海外旅行に行きやすいのか?
近場の国ならまだしも、滞在日数が長くなりやすい国もあるので、実情が気になりますよね。
実際に行きやすいのか、許可は必要なのか、またどこの国でもOKなのか、お話ししたいと思います。
公務員の休暇は?
公務員は民間企業より、有給休暇を取りやすい面はありますが、海外旅行となると日数を確保する必要があります。
近場の国(韓国や台湾、香港など)なら、短い日数で行けますが…
アメリカ、ヨーロッパなどの国になると、行くまで時間もかかりますし、滞在日数も長くなりやすいです。
またいろいろな国に行ってみたい、という方は、どんな国でも行けるのか、それには許可が必要なのか、気になりますよね。
ここで公務員の休暇について書きます。
まず年末年始の休暇(12月29日から1月3日)があります。
年末年始は1月3日までの休暇なので、民間企業と比べると、短いと感じる方もいると思います。
(4日くらいまで、休みの企業もあるので…。)
また意外と知らない方もいるようですが、公務員にはお盆休みがありません。
その代わりに夏季休暇を7月から9月までの間に、連続して3日間取得することができます。
この他、年次有給休暇があります。
公務員の年次休暇は、基本的に1年間に20日間です。
採用の年(4月の場合)は、15日ですが、それ以降は20日になります。
また年次休暇を消化できなかった場合、20日までは次の年に繰り越すことができます。
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実際に海外旅行に行ってるの?
公務員の年末年始休暇は6日休みがあるので、この期間に海外旅行へ行くことはできますが、旅行代が高いですし、帰省される方も中にはいます。
でも前述したとおり、夏季休暇は7月から9月まで、連続して3日間休めます。
お盆の時期は旅行代が高くなりますが、その期間を避けて取得することができるわけです。
夏季休暇が3日と聞くと、短いと感じますが、これに年次休暇を取得できるので、連休にすることができます。
さらに土日、祝日を上手く利用して休むこともできます。
近場の国だけでなく、遠くて日数が必要な国でも行くことは可能です。
もともと旅行に興味がない、という方もいるんですけどね。
実際に夏季休暇に年次休暇をプラスして、休んでいる職員も多いです。
旅行が好きな方は、この夏季休暇を使って海外に行っている職員もいます。
先ほど年次休暇は、繰り越しもできるとお話ししましたが、たまってくると最大で40日になります。
(たまっている職員もいます。)
またプレミアムフライデーの記事でも書きましたが、公務員は民間企業より年次休暇が取りやすいです。
それゆえ、公務員は海外旅行にも行きやすいです。
参考:国家公務員はプレミアムフライデーを取得している職員が多いの?
年末年始、夏季休暇以外でも行ける?
でも海外旅行となると、行く季節も気になりますよね。
民間企業の友人と旅行に行くとなると、日付を合わせなければなりません。
年末年始、夏季休暇以外でも、海外に行きたい、という方もいるのではないでしょうか。
(例えば10月中旬など)
近場の国であれば、土日祝日の前後に年次休暇を取る方法もあります。
ですが滞在日数が長くなりやすい国はどうなのか?
これについては、忙しい時期でなかったり、あまり頻繁でなければ、行くことはできます。
実際に年末年始、夏季休暇以外でも、休暇を取って海外旅行に行く職員もいます。
とはいえ、やはり気を遣う職員もいるので、次の年は夏季休暇を利用するなど、臨機応変に対応しているようです。
年末年始の場合
年末年始の場合、年次休暇消化の関係で、年末に休みを取る職員が多いです。
中にはクリスマス休暇も含めて、休みを取る職員もいます。
年始に休みを取る職員もいますが、仕事始めに役所に誰もいない、というわけにはいかないので、このへんも臨機応変になってきます。
もちろん年末(仕事納め)の場合も同様です。
海外に行くなら申請書が必要?
また国家公務員が海外旅行に行く場合、基本的に「海外渡航申請書」が必要になります。
海外の場合、どんな近場の国に行く時でも、提出が義務付けられています。
とはいえ、申請書を書くのは、大変ではありません。
これについては、あまり心配することはないです。
ではどこの国でも許可されるのか、次にお話しします。
どの国でも許可される?
結論から申しますと、全ての国に許可が得られるわけではありません。
これは公務員以外でも言えることですが、外務省では海外地域の危険レベルを提供しています。
また国交のない国は、許可を得るのが難しいです。
許可を得られる国は多いですが、やはり危険レベルの高い地域は、許可が出ない可能性もあります。
まとめ
公務員には年末年始、夏季休暇の他に、年次有給休暇を取得することができます。
年次有給休暇は取得しやすいので、海外旅行にも行きやすいです。
公務員にはお盆休みはありませんが、7月~9月の間に、連続して3日夏季休暇を取れるので、旅行代が高い時期を避けて行くことも可能です。
年末年始、夏季休暇以外でも、忙しい時期をはずしたり、頻繁でなければ行っている職員もいます。
また国家公務員の場合、海外旅行に行く際は、海外渡航申請書の提出が必要になります。
許可を得られる国が多いですが、国交のない国や、危険レベルの高い地域は行けない可能性もあります。
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