公務員にはいくつか休暇制度がありますが…
風邪をひいて体調が悪い時など、仕事を休みたい時もあると思います。
このような場合、どの休暇を利用して休んでいるのか、実情を交えて書きたいと思います。
病気休暇の取り扱いは?
最初にお話ししますが、公務員は病気休暇を取得することができます。
その他、特別休暇、介護休暇などもあります。
風邪をひいて熱がでたりすると、仕事を休みたい時は誰しもあります。
では公務員も風邪などで仕事を休みたい時は病気休暇で休む…と思いがちですが、これにはいろいろなきまりがあります。
また国家公務員と地方公務員では、病気休暇の取り扱いが異なります。
(前略)
(病気休暇、特別休暇、介護休暇及び介護時間の承認)第二十一条 病気休暇、特別休暇(人事院規則で定めるものを除く。)、介護休暇及び介護時間については、人事院規則の定めるところにより、各省各庁の長の承認を受けなければならない。(後略)
「引用:e-Gov 一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律」
上記は国家公務員の病気休暇に関することですが、取得する時の決まりはあります。
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風邪などで休む場合
ですが…
風邪で仕事を休む場合、病気休暇を取得する職員は少ないです。
とはいえ、病気休暇を使えない、というわけではありません。
(前略)第十八条 病気休暇は、職員が負傷又は疾病のため療養する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合における休暇とする。(後略)
「引用:e-Gov 一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律」
上記も国家公務員に関する、病気休暇についてのきまりです。
やむを得ないと認められる場合…というのは微妙ですが、これに当てはまれば風邪などでも取得できることになります。
公務員の病気休暇は、基本的に有給として扱われます。
年次休暇もありますが、旅行などの趣味にあてたい!と思うと、病気休暇として休んだほうがいい…となります。
それでも風邪で休むくらいなら、使わない職員が多いです。
なぜ風邪で取得しない職員が多い?
ではなぜ風邪等で、病気休暇を取得しない職員が多いのでしょうか。
前述したとおり、病気休暇を取得する時は、各省各庁の長からの承認が必要となっています。
そうなると、そう何度も…と思ってしまう職員が多いようです。
主人も風邪や頭痛などで休む時は、年次休暇を使う職員がほとんど、と言っていました。
また権利であったとしても、気を遣う面もあるんですよね。
何日も…となると、昇給や立場的なことを気にする職員もいます。
長期で療養したい時などに、利用したいと考えたり、取りやすいほうで取ってしまおう、というのが現状です。
そのためケースバイケースで取得しています。
年次休暇は繰り越しもできるので、たまっている職員は結構多いです。
風邪で何日か休むくらいなら、年次休暇をあててしまえば問題がないんですよね。
もちろん権利はありますし、体調管理は大切ですので、上記のきまりに従えば取得することは可能です。
※公務員の病気休暇は、連続して90日まで取得することができます。
参考:公務員は海外旅行に行きやすい?実情はどうなの?どの国でも可能か
まとめ
公務員が風邪をひいた時の、休暇について書きました。
病気休暇にもきまりがあり、国家公務員、地方公務員ではその内容は異なります。
国家公務員の場合、きまりに当てはまれば、風邪等でも取得することはできますが、実際は年次休暇を使っている職員がほとんどです。
いろいろと気を遣う面もあり、ケースバイケースで取得しているようです。
ですが仕事をしていくうえで、体調を整えるのことも大切ですし、権利はあるので、決まりに従えば取得することは可能です。
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