いよいよ消費税が増税になり、軽減税率制度も適用されます。
ペットを飼っていると、ペット缶の缶詰やペレットといった、ペットフードは増税の対象になるのか、気になりますよね。
家畜の飼料を含めて、ペットフードの増税、買う時に注意したいことなどを、書きたいと思います。
軽減税率が導入される
2019年(令和元年)10月1日から、消費税が10パーセントになります。
また軽減税率制度も導入されます。
軽減税率とは、限られた商品を標準より引き下げた税率にすることです。
軽減税率が適用される場合、消費税は今までと同じく、8パーセントになります。
対象とした商品は、主に食品関係になりますが、酒類は除外されたり、外食なども除外されます。
(酒類は度数が1度未満なら、軽減税率適用)
その他、定義がいろいろあり、細かいです。
ここで主に食品と聞くと…
ペット缶などのペットフードはどうなのか?ちょっと気になります。
ペットフードは食品?雑貨?
いったん別の話になりますが、そもそもペットフードは、食品として扱われているのか?
意外と知らない方も、いるのではないでしょうか。
スーパーやドラッグストアでもペットフードは売っていますが、私も学生時代、アルバイトをしていたことがあります。
ここで初めて知ったことですが…
ペット用品はフードも含め、雑貨として扱われています。
それまでは「食品」だとばかり思っていました。
実は私の母もそう思っていたようで、そのことを教えたら…
「そうなの!?食品じゃないの?」
と、言っていたくらいでした。
飼料やペットフードも10%になる?
ペットフードは食品ではない…と、今では当たり前のように思えますが、一方で「食べるもの」と考えれば、食品でもおかしくはないんですよね。
でもそれが人間なのか、ということを考えてみると、税金でも異なってきます。
(前略)「食品」とは、人の飲用又は食用に供されるものをいいますので、人の飲用又は食用に供されるものではない牛や豚等の家畜の飼料やペットフードは、「食品」に該当せず、その販売は軽減税率の対象となりません。(後略)
「引用元:消費税の軽減税率制度に関するQ&A-国税庁」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/
keigenzeiritsu/pdf/03.pdf
前置きが長くなりましたが、あくまでも「人の…」という定義があるので…
家畜の飼料を含め、ペットフードは軽減税率の対象にはならないので、消費税は10%になります。
総額表示はどうなる?
消費税が増税されると、総額表示(税込み価格)は、どうなるのか?
現在はほとんどの商品で総額表示が義務付けられている一方で、税抜き価格の表示も許可されています。
実際に税抜き価格で表示されているスーパーなども、ありますよね。
これについては消費税増税が近づいてきた今でも、税抜き価格の表示はできない、という発表はされていません。
今のところ2021年3月までは、税抜き価格が認められているので、同じくこのままでいくと思います。
私もディスカウントショップで商品を買おうとしたら、よく行くお店より価格が少しだけ高かったことがありました。
でも主人から…
「ここ、税込み価格だよ!」
と言われたのでよく見てみると、このディスカウントショップのほうが実際は安かったのです。
「当店では税込み価格で…。」
というはり紙があったのに、気づきませんでした。
その時は価格表示というより、いつも行くお店が税抜きだったので、てっきり税抜き価格とばかり思っていました。
また今回の増税は、主に食品と、それ以外で税額が違うので、一緒に並んでいるスーパーなどでは、非常にややっこしいです。
消費税が10%になると、ペットフードでも価格が高めの商品や、安くてもまとめ買いをすると大きいですよね。
ここで一つ買う時ですが、
増税後にショッピングをする時も、税込みなのか、税抜きなのか、分かりにくい時は、店内のはり紙を見たり、聞いてみると間違いはないと思います。
ペットフードも駆け込み購入が起こると…
以前消費税が8パーセントになる前に、ディスカウントショップに行ったことがあります。
この時、とにかく混んでいたのを覚えています。
トイレットペーパーやインスタント食品などを、たくさん買っていた方を見かけました。
それから数日後、増税になり、同じお店に行く機会がありましたが、とても空いていたのでびっくりしました。
平日でもショッピングに来ている方々でにぎわっているお店ですが、こんなにも違うのかなぁと。
増税後にショッピングをした時、値段が変わっていないのに増税になったので、もう少し買っておけば…と思ったのも本音です。
でもお店によっては、増税前の駆け込み購入で、ペット用品が店頭にない…ということが起きています。
中でもペットフードは食べるものですし、いつも食べているものをあげたい、という方も多いと思います。
中にはペットフードのケア用品を、あたえている方もいます。
必要以上に買ってしまうと、こういうことも起きてしまうんですよね。
増税前より安くなることはあるのか
ペットフードも、増税前のセール価格で販売しているところもあります。
一方で増税後も、スーパーやドラッグストアなどでは、一部の商品でセールを行うこともあります。
以前消費税が8パーセントになった時、総額表示のディスカウントショップに行ったら、セールを行っており…
「あまり価格が変わっていない!?」
と思ったペットフードもありました。
ですが広告が出る前まで分からないですし、商品や店舗などによっても異なるので、正直これは難しいところです。
ペットフードにも賞味期限はある!
私もハムスターを飼っています。
ハムスターのペレット自体は、それほど高くないですが、それでも同じ商品なら安いほうがいいとは思います。
増税前に買い物をしたとしても、特にペレットは消費できる分くらいを目安として、考えています。
缶詰のドッグフードやキャットフード、うさぎやハムスターのペレットは、日持ちはしますが、賞味期限はあります。
特に無添加のペットフードだと、一般的に日持ちがしない物もあるので、賞味期限は意識して買ったほうが良いと思います。
これは増税後でも同じことが言えますが…
賞味期限内にどれくらい消費するのか、考慮しながら買い物をすることが大切だと思います。
万が一ペットが体調を崩した時は、フードを買える時もありますよね。
いろいろと書いてきましたが、あくまでもほどほどくらいにしておくのが、良いのかなぁと思います。
まとめ
2019年(令和元年)10月1日から、消費税が10%になります。
軽減税率制度も導入されますが、あくまでも「人の飲用又は食用に供されるもの…」となっています。
家畜の飼料やペットフードは、この対象にはならないので、10%になります。
増税後も税込み価格なのか税抜き価格なのか、また賞味期限なども考慮して、上手に買い物をしていきたいです。
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